内燃機加工=OUT LINE=エンジン専門

一品、一品、魂を込めて製作、加工しています。みなさんの夢をかなえる内燃機加工屋を目指して毎日奮闘しています。

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フルフロー加工

フルフロー加工終わりました~

フルフロー加工のポイント

1.芯間距離が均一か?

2.大端部に対して、平行か?

3.曲がりはないか?

4.ピンに対して、クリアランスは適正か?

5.目で見て、キズ等おかしな所はないか?

大まかに言うと、こんな感じです。もちろん仕上がり後の話しですよ。

どれか一つでもダメなら、やっぱりダメですね。

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これは、加工後に曲がり等の点検をしているところです。

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こうやって、当てて、返して、当てて、数字見て

その差で、芯間のズレや曲がりを見ます。(僕の場合)

僕の設定している限度では、

曲がり2/100以内

芯間5/100以内 です。

今回の場合

曲がり・芯間 共 2/100以内でした。

合格です。


DSCN2056.jpg


僕は、特に指定がない限り

コンロッドブッシュのクリアランスは1/100にします。

このクリアランスを揃えるのが難しいんです。

ピンも物によっては、寸法が均一ではなく、5/1000くらいバラついてたりします。

だから、僕はなるべく、使用するピンを全数使うようにしています。

そして、一本づつ、クリアランスが1/100になるように仕上げます。

この1/100ってどんなだか想像できますか?

1mmを100で、わった、その1ですよ

これが、もしも、3とか4とかだと、エンジンが

カチカチ・コンコン って音出しちゃうんですよね。

だから、クリアランスは1じゃなきゃダメなんです。

公差は、ほぼ無いと考えて下さい。

1以下になると、今度は、焼きつく可能性が出てきてしまいますから・・・

で、最後に

DSCN2058.jpg


実際の組み込み時同様

エンジンオイルをたっぷり塗ってピンを入れてみます。

数字では、キチンと寸法が出てたとしても、必ず僕は確認します。

なぜなら、数字はすべてでは、無いからです。

僕は、自分の指先の感覚を信じてます。数字では解らなかったことも

指先の感覚で、気が付く事も多いですから

DSCN2059.jpg

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問題無し、大丈夫です。これで、安心してお客様に出すことができます。

フルフロー加工は、思っている以上に手間がかかります。

本当は、値段も合っていません

でも、やっぱり相場ってものがありまして・・・

僕は、手抜きしません、値段はしょうがないですよね。

どんなにいい仕上がりにしても、お客様は、値段でしか判断できませんからね。

なんだか、最後は、お金の話しになってしまいました。

僕は、みなさんに、もっと、もっと、エンジンの事をわかってもらいたくて

こうやって、毎回、細かく書いています。

本当は、こんな風に、教えちゃうのどうかとは思いますが

いいんです。プライベーターで作業して、誰に聞いてもわからないことが

少しでも、僕のページを見て理解することができれば

みんなのレベルアップになりますから

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4G63

本当、最近ですが、結構いろんなエンジンの部品が入ってくるようになりました。

ほとんどが、インターネットで見た と言うお客様ばかりですが、とてもうれしいです。

DSCN2031.jpg


で、今回は、福島県のショップ様からの依頼で、4G63(ランサー系)のフルフロー加工です。

このコンロッドのように綺麗に洗浄されていると、すぐに作業に入れるので

とても、効率がいいです。

恒例ですが、いつものように寸法取りに時間をかけ、じっくり部品を眺めます。

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今日、気が付いたこと

4G63は、パワーの出ているエンジンにしては、クランクピン径が細い事、大端部内径で、48パイしかない

コンロッドボルトが意外と、ゴツクない(細い)

それと、上の写真は、社外のピストンに付属されているピンですが、ちゃんと、中をテーパー状に軽量加工されていること、(純正は重過ぎる) 

以上が、本日の発見でした。

で、作業に入ります。

ブッシュから製作です。

DSCN2038.jpg


次、コンロッドの方の下穴拡大です。

DSCN2045.jpg


これ、コンロッドのキリコです。特に意味は、ありません。

ブッシュ圧入

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DSCN2047.jpg


このあと、油穴あけ、内径仕上げ、曲がり点検、納品準備です。

まだ作業途中ですが、今日この後終わらせる予定です。


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